【概要】 |
今までシリーズ化されてきたメタルギアシリーズの完結作。
今作で本編の謎が全て明らかになる模様。
ただし、これは主人公「ソリッド・スネーク」の完結作であり、
「メタルギアシリーズ」はまだ終わらない。
小島監督がフルで製作に関わることはもうなくなるが、
自分は監督としてだけ参加して若手にメタルギアシリーズの続編を託すとのこと。
背景には小島監督の、メタルギアという素晴らしいシリーズを
ここで途絶えさせるのはもったいない、という思いがあるようだ。
メタルギアソリッド3サブシスタンスで導入された『メタルギアオンライン』機能については、
今作では通常完備している。
|
【メタルギアソリッド4 コンセプト】 |
「ナチュラル」に。この言葉はメタルギアソリッド4の話を聞く上で様々な場所で登場する。
今までは、ただ単純に「ゲームを制作する」というような意識でゲーム作りが行われてきたが、
今回のメタルギアソリッド4ではゲームの中に「もう一つの現実世界を制作する」
といった気持ちでゲーム作りをおこなっているようだ。
「ナチュラル」という言葉には、
いかにゲームの中で現実世界のような自然な感じを出すことができるか、
そういった面を強く出していきたいという小島秀夫監督の思いがある。
|
【世界観・舞台背景】 |
今作のメタルギアソリッド4の舞台となるのは「戦場」。
PMCという傭兵派遣会社に委託して世界各地で起こっている戦争。
そんな過酷な戦場が今回の潜入ポイント。
今までは「場所」の潜入だったが、
今作では「状況」への潜入。 メタルギアソリッド2から数年後の、戦争がビジネス化している世界である。
全ての傭兵会社を裏で取り仕切っているのは「アウターヘブン」であり、
今回のスネークのミッションは、アウターヘブンが水面下で進行させつつある武装蜂起の
計画を崩すことと共に、統率者であるリキッドを止めることなのだ。
|
【キャラクター描写】 |
従来のゲームでは、当然ながら会話から読み取るキャラの感情が主流であった。
PS2になってからは、ある程度表情のついた感情表現というものができるようになったものの、
やはりその大部分は会話による感情表現だったであろう。
しかしPS3という新世代の機種になったことにより、
キャラクターの感情表現はより豊かに進化する。
目の動き一つでキャラの感情を表現したり、
頬の釣りあがり方などとにかく実際の人間に極限まで近くなる仕上がりをみせるとのこと。
会話がなくても瞬時にその時の状況を読み取れるようなことが可能になる。
また、今作ではメタルギアソリッドシリーズの各所からの
メインキャラクターが総出演するため、メタルギアソリッド1など
PSのグラフィックでしか表現されてなかったキャラクターがいかに
進化しているかにも注目してみよう。
|
【主人公】 |
今作の主人公は、MGS1、2で主人公だったソリッド・スネークである。
スネークは、「恐るべき子供達」計画により誕生したビッグ・ボスの遺伝子を引き継ぐ者。
しかしその計画が行われた段階でビッグ・ボスの年齢が50代と年老いていたためか、
「恐るべき子供達」計画により生まれた者は他の者にくらべ老化が進むのが数倍早い。
今作ではその影響が大きく現れており、スネークに残された命もそう長くはない。
半年も持たないとされている。
一時期トレイラーで公開されていた「若い顔のスネーク」は、あれはただの変装マスクであり、
小島監督の遊び心の一つであった。
|
|